猿の気まぐれ日記

こんにちは!このブログでは、ボイトレの知識やカウンセリング の知識や知恵、本の感想などを気まぐれで綴ります。

神経伝達物質

この章では、使いこなすことができれば人生の成功やストレスからの解放を実現できる、神経伝達物質について話していきます。

 

まず、神経伝達物質には3大ストレスホルモンと3大幸福物質というものがあります。

 

3大ストレスホルモンが「ノルアドレナリン」「アドレナリン」「コルチゾール」、3大幸福物質が「ドーパミン」「エンドルフィン」「セロトニン」です。

 

3大幸福物質においてホット、興奮・エキサイティングというような感情を生み出すのが「ドーパミン」「エンドルフィン」

 

クールな癒しの物質が

セロトニン

です。

 

ノルアドレナリン」などのストレスホルモンは、取り組み方、姿勢、考え方、ちょっとした受け止め方、目標設定(頭の中の回路切り替え)を変えるだけで、「ドーパミン」に変換することができます。「苦しい」脳内物質から「楽しい」快楽物質に変えることができるのです。好きなことをしている時に、ワクワクするのは「ドーパミン」が分泌されているからで、目の前の課題を工夫や努力で楽しむことができるようになれば、苦しくて嫌いだったものが、気づいたら夢中になっていたというのは「ノルアドレナリン」から「ドーパミン」の転換が起きたということです。

 

脳科学社の茂木健一郎さんは、苦手なものが得意分野になり、褒められたり楽しくできるようになったりするという成功体験を積めば積むほど、そこで起こる快感がクセになり、ドーパミンによる強化サイクルが回り始めれば、脳の強化回路が完成して、「自発性」やモチベーションが保たれると言っています。

 

また、優勝、目標達成、激しい運動の後に得られるのが「快楽物質」とも呼ばれる「エンドルフィン」です。これは、ドーパミンの約20倍の幸福感をもたらします。またこの物質は「誰かのため」物質ということもでき、誰かのためという感情から発せられることが多いです。

しかし、反動を踏まえることも大事です。人は誰かのためにしたことが果たせなくなったときや、恩を仇で返された時にとてもストレスが溜まるのは、濃度の高い幸福物質である「エンドルフィン」が「ノルアドレナリン」というストレスホルモンに転換してしまったからだとも言えます。健全なエンドルフィンの満たし方を考えることも大事でしょう。例えば「本を出す、解説動画を出す、自己満足で娯楽提供をする、コミュニティをつくって入ってくる人を出迎える、育成ゲーム感覚で変わって欲しい相手に干渉する、ボランティアに参加する、募金する」

 

などが挙げられるでしょう。「自分のため」がベースとして必要になってくるのではないでしょうか。ドライな言い方になってしまうかもしれませんが、利他性は利己性からきます。

 

セロトニンの分泌量に関しては、坐禅、瞑想、読経、呼吸法(こちらは後の方法論の章で説明)、適度なリズム運動、太陽を浴びること、バナナを食べることなどであげることができます。

セロトニンの分泌を促進するセロトニンサポーターは、呼吸法、瞑想で多くできます。

 

セロトニンを運ぶ回路が各停から特急への変身を遂げるのです。

 

セロトニンの効果としては、不安の解消、共感や直観の機能の活性化、姿勢や顔つきをシャキッとさせる、交感神経と副交感神経のバランスを整える、鎮痛効果、などが挙げられます。

 

セロトニンはまた、「vs思考、闘争逃走本能、ノルアドレナリンの分泌(戦う、喧嘩する、逃げる)」を抑えるこれをすることで、スルー能力UPができ、アメリカ人思考、イノベーション思考をつけることができます。

 

「そんなの作っても売れないよ。」からやる気ダウンのパターンが少なくなるからです。

 

また、不眠症の原因であるノルアドレナリンが抑えられるため、質の良い睡眠を取るのにも役に立ちます。

 

ノルアドレナリンが分泌することで発生する闘争逃走本能は、手段として使える場合もある。ストレスも利用できるのです。

 

闘争逃走本能(ノルアドレナリン、アドレナリン)が分泌されて精神的に追い込まれると実力以上の力を発揮できるようになり、危険な状態から一刻も早く抜け出すために、心と身体の能力を瞬時に高めることができます。これは、問題解決への最短ルートともいうことができます。日本人はセロトニンサポーターが低いことから、弱点を見つけて改良するのが得意であり、世界で一番心配性うえの弱点みつけに長けた素質です。しかし、それゆえの自殺大国ともいえます。

 

大切なのは、子供のうちから自制心トレーニング(要領の良さ)、相手の気持ち忖度ゲーム、利益選択ゲームなどをやっておき、セロトニンを分泌しやすくしておくことでしょう。

 

また、オキシトシンという愛情ホルモンと呼ばれる幸福物質もあります。

愛情が脳にとっての栄養であり、親の教育、育った環境が大事になります。

このオキシトシンは、

・心地よいタッチ(触覚刺激)

ペットを撫でるグルーミング、性行動、エステやマッサージなどのタッチセラピー

 

・おしゃべりを含むグルーミング

他には、可愛い動物やアイドルの動画を見ることなどで分泌されます。

 

 

他にも、ミラーニューロンというとても利用価値のある神経伝達物質もあります。

 

ミラーニューロンとは、自分の身近な人(主に尊敬できる人)または自分が推しているインフルエンサーから、自分の性格や仕草、行動などが影響を受けている時に分泌されるものです。

 

自分の例

 

事務能力や仕切り能力が元々低かった。

 ↓

演奏会の事務責任者などをやるにあたって、事務責任者をよく任されている人を想望した。

 ↓

よく愚痴っていたり、半分虚勢を張っているところがあった。

 ↓

 半分真似してみた(憑依)

 ↓

仕切り能力は上がり、愚痴ることでストレスを溜め込まず、またプライドを利用して、ミスを指摘されないために頑張った。

 ↓

愚痴ることや虚勢を張ることは、特段悪いことではない。

 ↓

自己開示から、愚痴り合い、ナイフのさし合いで分かり合う関係も作れる。

 

その他、虚勢を張ることが疲れた時や、愚痴るのを抑えたい時は、虚勢を張っていない人を憑依させてみると、楽になったりします。 

 

また、ミラーニューロンから、本、アニメ、漫画、ドラマ、その他インフルエンサーの重要性がわかります。 

 

インフルエンサーに自分の理想設定をすることでミラーニューロンの発達が促されるからです。

 

アイドルインフルエンサーであるあのちゃん、平手友梨奈さん、前田敦子さんなどは

アイドル像を広げ(本人は大変かも)、多様性の許容(ミラーニューロンの対象が増える)を実現したといえます。

 

ビジネスマンのミラーニューロンの対象としては、ホリエモンさんや前澤社長、youtuberではヒカルさんやはじめしゃちょーなどが挙げられ、インフルエンサーとして活躍しています。

 

また、戦隊モノの悪影響なども考えられます。相手を悪だと判断したら、5対1でもぶっ殺すのが正義という価値観が、この時点で埋め込まれている気がする時もあります。